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◇拍手お礼の「童話シリーズ」
〜その7〜
例えばこんな童話。
年の瀬の、雪の降る寒い夜。
その人物は、売り物のマッチを抱えていた。
凍えるような冬の日に、マッチを1本擦る。
ぼ、と付いた炎の中に、温かい暖炉が見える。
もう1本。
炎の中に、豪華なごちそう。温かいスープに、柔らかそうなお肉、おいしそうなワイン、そして綺麗にデコレーションされたケーキも現れた。
もう1本。
食卓を囲む優しい家族の姿。
「さぁ、ここにあるのは魔法の道具。擦ればたちまち、理想の光景が現れる。さぁ、買った買った!!歳末大セール!!」
先のデモンストレーションが功を奏して、あっという間に人だかり。
「なんと今だけ!3セット購入した方には、魔法省特別顧問・クルセイト=アーカヴィ氏のサイン入りケースが付いて来る!!」
魔法省職員発、年末に魔法具で大儲け。
『マッチ売りの少女』改め、マッチの展示即売会。